政治・経済

南松本駅南の宮田前踏切 来年度着工へ準備本格化 埋設物などを調査

宮田前踏切の立体交差化事業の用地。本年度は埋蔵文化財発掘調査を行う

 松本市のJR南松本駅南側の宮田前踏切の立体交差化事業は本年度、工事に向けた準備が本格化する。線路の下をくぐるアンダーパスの支障となる地下埋設物の調査や、通行止め期間中のう回路となる道路整備の用地測量を進める。事業主体の県は、来年度の着工を目指す。

 平成22(2010)年に始めた用地取得が昨年1月に完了し、昨年度は工事設計を行った。本年度は、工事の支障となる電線などの地下埋設物の調査と移転設計、埋蔵文化財の発掘調査を行う。
 う回路となる道路「芳野双葉線」(北工区)は、イオン南松本店の東側の南北340メートル区間に新設する予定で、今月1日に事業化された。用地の測量、取得を進め、う回に必要な車道部分の整備をほぼ終えた段階で早めに開通し、立体交差化工事に入る。
 頻繁に遮断機が下りる宮田前踏切を廃止し、幅員16メートルの両側歩道付きの2車線道路を線路の下にくぐらせる工事は、完了まで5年以上はかかる見通しで、完成時期は未定。総事業費は70億円を見込むが、資材高騰の影響で膨らむ可能性が高いという。県松本建設事務所計画調査課は「幹線道路の整備によって南松本の都市機能が十分発揮できるようになる。地元の協力を得て本格着工の準備をしっかり進めたい」としている。