政治・経済

旧筑北小 地域活性の場に

 筑北村内2小学校の統合に伴い令和2年度から空き校舎となっている旧筑北小学校(坂北)の後利用に関する住民説明会が16日、旧筑北小体育館で開かれた。県内初となるeスポーツの専門学校を中心にした地域交流複合施設の運営が計画されており、村による後利用事業者の公募・選定で事業主体の候補に選ばれた学校法人・北アルプスの風學舎(安曇野市豊科)が、事業計画や村で事業を行う理由を説明した。

 計画では、校内を区画分けし、専門学校、子供の遊び場やカフェの運営、高齢者福祉サービス、子供の学習支援など多彩な事業を行う。体育館にはドローン(小型無人機)の操作技術を学べる場を設け、ドローンのレース大会を企画。人気が高まるスケートボードの練習場も開設する。専門学校は2年制で各学年40人の定員を見込み、5年4月開校を目指す。学習支援は、吉本興業所属の芸人で県内を拠点に小中学生の学習支援をするゆでたかのさんを招いて行う。
 施設コンセプトに、「ごちゃまぜ」を意味する「JUMBLE(ジャンブル)」を掲げる。食べる、遊ぶ、働く、学ぶといった生活に欠かせない7要素のサービスを提供することで年齢や障害の有無に関わらずいろいろな人が集い、地域活性化につながる場を目指す。また、eスポーツ、ドローンといった発展性のある事業で過疎地域に人を呼び込んで移住定住につなげ、地域社会を支える人材を増やす狙いがあるという。
 北アルプスの風學舎は、大町市や松本市で高齢者福祉や飲食事業を手掛ける法人「北アルプスの風」が母体。福祉事業で見えた少子高齢化社会の課題解決に向け、県内過疎地域での新事業を構想していた。法人の神谷典成理事長は取材に対し「地域の方も思い入れがある学校施設。有効に活用し、地域活性化につなげていきたい」と話している。
 説明会には約30人が参加、坂北の80代男性は「少子高齢化を身にしみて感じるので、にぎわいにつながればうれしい」と話した。
 村は施設を無償譲渡する計画。今月27日の村議会臨時会で譲渡について審議・採決が行われる。

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