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麻績・矢倉諏訪神社と筑北・安坂神社で御柱祭の準備進む

御柱祭の準備を進める麻績村の矢倉諏訪神社(右)と筑北村の安坂神社の氏子ら

 筑北の谷にある2カ所の神社で4~5月、7年目ごとに一度の御柱祭が行われる。麻績村矢倉区の矢倉諏訪神社御柱祭が4月24日、筑北村坂井の安坂神社御柱祭が5月5日で、柱を曳き建てる祭り本番に向け、氏子らが準備を進めている。2日には、矢倉諏訪神社の氏子が御柱となるアカマツ2本の伐採・山出しを行い、安坂神社の氏子たちは昨年11月に伐採・山出しした柱4本の木造りを進めた。

 矢倉諏訪神社の御柱は伝統的に2本。今回は室沢ダム近くの私有林から目通りで直径約36センチの一の柱、同約30センチの二の柱を切り出した。伐採前にはおの入れの神事を行い、関崎正彦区長(69)らが根元におのを入れた。関崎区長は「区民と力を合わせ、安全にやり遂げたい」と話した。お宮係で、柱になるアカマツを提供した小山知泰さん(79)は「祭りはコミュニケーションの歴史でもある。新型コロナウイルス禍だからこそ、大切にしたい」と思いを込めていた。
 安坂神社の御柱4本はスギで、県道丸子信州新線沿いにある柱の安置所で山方役の氏子ら10人が作業をした。まず、なた鎌などで皮をむき、柱の先端を三角すいに整える「冠落とし」を行った。冠落としを行うのは山方全員が初めてだったため、20年以上御柱祭に携わってきた相談役の宮下良文さん(72)が手ほどきした。
 5月5日は一、二の柱の里曳き、柱建てを行う。新型コロナ感染防止のため人力での里曳きは一の柱のみ。三、四の柱は氏子総代らで5月3日に建てる。小山正博氏子総代会長(71)は「コロナ対策を取りながら伝統の祭りを盛り上げられるよう最善を尽くしたい」と話している。

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