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王滝村誌「歴史編Ⅱ」が完成 編さん10年 3巻で区切り

完成した村誌「歴史編Ⅱ」

 王滝村が編さんを進めていた村誌の3巻目に当たる「歴史編Ⅱ」が完成し、村誌編さん事業に区切りが付いた。災害発生などで編集作業が大幅に遅れ、計画の変更を余儀なくされた中、足かけ10年でひとまずの終了となった。関係者は、これまでに発刊した村誌を含めて活用を願っている。

 歴史編Ⅱは2月末に完成し、明治、大正期と昭和20(1945)年までをまとめた。B5判のフルカラーで272ページ。史料の写真や図表を豊富に載せ、読みやすさに重点を置いた。700冊発行し、うち300冊は県内の図書館などに寄贈した。
 これまで昭和36年発刊の村誌があったが、貴重な資料が掲載されているものの、一般住民が活用しにくかった。「誰もが親しめる通史をつくろう」と新村誌発刊の構想が15年ほど前に上がったが、財政難のため頓挫していた。
 平成24(2012)年度に始まった村誌の編集は当初、自然編・歴史編Ⅰ(古代~終戦)・歴史編Ⅱ(終戦~平成)・民俗編の4巻構成で、28年度で完了する見込みだった。26年の御嶽山噴火災害をはじめ災害が相次ぐなどして大幅に作業が遅れ、内容も変更して3巻で完了することとなった。
 本年度末で作業に当たった村誌編纂室は閉室し、昭和20年以降の歴史や民俗についての村誌発刊は未定となっている。澤田義幸室長は「若い人にぜひ読んでもらいたい。公民館でも、村誌の解説や歴史に親しむ講座を開ければいい」と話している。
 歴史編Ⅱは村公民館で1500円で販売している。自然編、歴史編Ⅰの取り扱いもある。問い合わせは村教育委員会(電話0264・48・2134)へ。

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