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汗かき稼いだ4万円村に 木祖小4年生が寄付 販売会の売り上げ 2年間こつこつためる

唐澤村長に寄付金を手渡した児童。昨年度から4回実施した販売会の売り上げの一部を充てた

 木祖村の木祖小学校4年生(吉沢信也教諭、20人)が28日、総合的な学習の時間に作った木工製品や栽培した野菜を販売して得た売り上げの一部を、村に寄付した。全校児童や保護者を対象に、3年生の時から販売会を4回実施し、2年間で4万円もたまった。「村のために役立ててほしい」と村役場に届けた。

 3年生だった昨年度、「自分たちのスーパーマーケットをつくろう」と始まった活動だ。木曽建設労働組合の協力で完成した移動販売車を使って参観日に〝出店〟。4年生になった本年度は活動の幅を広げ、学校敷地内に畑を開墾し、トウモロコシやサツマイモを育てた。木曽町の木曽青峰高校の生徒に、自然物を使った雑貨の作り方も教わった。
 昨年10月の販売会を経て、学年最後の活動を今年2月に地元の道の駅で計画したが、新型コロナウイルスの影響で中止に。参観日での販売もできなかったことから、児童や保護者向けに「カタログ販売」を実施したところ、約50点がほぼ完売する盛況ぶりだった。収穫したトウモロコシはポップコーンにして販売した。
 児童を代表して原虎之介君(10)と原京花さん(10)が村長に寄付金を手渡し「お年寄りや、これから生まれてくる赤ちゃんのためにも役立ててください」と言葉を添えた。唐澤一寛村長は「知恵を出し、汗をかいて稼いだ貴重な4万円を寄付してくれた。涙が出てしまう。本当にありがとう」と感謝した。