政治・経済

筑北・山福農林舎が全国表彰

木の駅で行われているまき割りの作業

 筑北地域(筑北村、麻績村)を拠点に活動するNPO法人わっこ谷の山福農林舎がこのほど、全国の優れた農福連携事業に贈られる「ノウフク・アワード」で表彰を受けた。障害者や高齢者らが自分らしく働く場を創出し、高齢化による農林業の後継者不足、荒廃地増加といった地域課題の解決に貢献している取り組みが評価された。全国から応募のあった205団体の中から、25団体に選ばれた。

 アワードは農福連携を広めるため昨年度始まり、農林水産省などでつくるコンソーシアムが年度ごとに優良事例を表彰している。山福農林舎は活動5年以内の団体を対象にした「フレッシュ賞」に選ばれた。
 3年前に法人化し、農作物栽培、高齢化した農家から任された農地の管理、伐採、製材、地域の困り事を解決する代行サービス、製油といった多彩な事業を展開する。
 地域のニーズも年々増え、管理する農地は設立当初の14件から136件に増加。西条温泉とくらにあるまきボイラーの管理も行い、地域の間伐材を域内のエネルギー循環に生かしている。
 現在は、障害のある人や引きこもりの人など20~60代の約20人が働き、各自のペースで仕事に携わる。西条にある「やまふく木の駅」では、平日の日中まき割りを行い、精神障害で病院に通っていた男性は「太陽の光を浴びて働くと気持ちがいい」と話す。
 法人の和栗剛代表は「表彰が、関わっている人の励みになり、地域とさらにつながる弾みになれば」と願っている。

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