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わら人形に災い移し 「コロナ退治」願い込め 明科で風神祭り

思い思いの顔立ちに仕立てたわら人形を持ち寄り、地面に突き刺して無病息災を願う参加者たち

 安曇野市明科東川手の柏尾地区にある大日堂で21日、春の彼岸の伝統行事「風神祭り」が営まれた。わら人形に災いを移して息災を願う厄よけの祭りで、参加した人たちは山あいの集落に受け継がれる素朴な祈りの風情を楽しんでいた。

 手作りのわら人形を手にした人が三々五々と訪れ、60人ほどになった。ひげをたくわえた男の神様と、口に紅を差した女の神様の人形があり、和紙を白装束に見立て、願い事には「コロナ退治」の墨文字もあった。全員でお経を唱え、人形をお堂そばの地面に刺した。
 疫病を鎮めるために始まった祭りといい、人形に持たせた「おひねり」の米を交換して持ち帰り、炊いて食べると無病で過ごせるとの言い伝えだ。実行委員を務める地区出身の唐澤良英さん(72)=明科中川手=は「先祖から受け継いだ行事をこれからも継承していきたい」と話した。

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