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自転車走路に矢羽根表示 松本市が市道40キロに 学校・駅周辺を優先

安曇野市内の道路にある矢羽根表示。松本市は来年度から導入する

 松本市は、通勤通学者などの自転車が日常的に通る道路の路面表示に、間隔を置いた矢羽根マークを導入する。自転車レーンと違い拡幅を必要としない手法を取り入れることで、自転車路線のネットワーク化を早める。5年間で延長40キロ分の市道に設置する計画で、まずは中心市街地の学校、駅周辺などを優先して行う。

 車道の外側部分に、赤茶色の矢羽根マークを10メートルおきに表示する。来年度は松本駅や松本城、信州大学、松本深志高校、イオンモール松本の各周辺など、合わせて8キロ分に表示する計画で、新年度一般会計当初予算案に2400万円を計上した。
 市がこれまで整備してきた自転車レーンは自転車と自動車の通行帯を分離できるが拡幅が必要なため、場所によっては整備が途切れて路線網になっていなかった。一方、矢羽根型表示の場合は自転車も車道内を通ることをドライバーに注意喚起する「混在通行」。市自転車推進課は「スピード感を持って費用も抑えながら整備できる。若者の自転車事故が多い所を優先しながらネットワーク化を進めたい」としている。
 市は「自転車活用先進都市の実現」を目指し、安全で快適に利用できる環境整備の施策を相次いで打ち出す。商業地域にある店舗が既存の自転車置き場に簡易ラックや柵を設ける際の物品調達、工事費の一部を補助する制度を来年度に創設するほか、松本駅東西口の自転車駐車場の一時利用の無料時間を30分から1時間半まで延長する実証実験を3~6月に行う。

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