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豊作願う張り子の牛補修 3月6日に筑北村坂北で「お田植え祭り」

お田植え祭りに向け補修された張り子の牛

 筑北村坂北の刈谷沢神明宮の伝統の祭りで県無形民俗文化財の「お田植え祭り」が3月6日に迫り、氏子たちが神事に使う張り子の牛を補修した。見物客が雪を投げ豊作や水の恵を願う祭りの一幕で毎年雪をかぶるため傷みが出るといい、氏子たちが年1回手入れし、受け継いでいる。

 張り子は普段、宝物殿で保管され、祭り直前に社務所に移して補修作業を行うという。へこんだりはがれたりした部分にお札をはった後、黒く着色し、今年はぐらついていた角や尾、胴の一部を重点的に補修した。氏子総代役員の宮入豊さん(66)は「祭り文化は地域の人たちが力を合わせて暮らしてきた証しでもある。ぜひ関心を持ってもらえたら」と願っている。
 祭りは午後2時から神事が行われる。2時半ごろから代かきを再現した神事が営まれ、張り子の牛をかかえた氏子を先頭に、木製の農具や男根を抱えた氏子らが境内を回り、最後に参拝者や見物客が雪を投げる。新型コロナウイルス感染防止対策のため、来賓の数を絞るなどして開催する。