政治・経済

大学生の案を商品ラベルに 生坂村と相模女子大協働

 地域協働活動を進めている生坂村と相模女子大学(相模原市)が、生坂村営やまなみ荘で扱うテークアウト商品のパッケージラベル作りに取り組んでいる。2~3月に学生の案を集めたデザインコンテストを行い、入賞作品を実際の商品に活用する。都市部の学生のアイデアを山村活性化に生かす取り組みで、新ラベルで地域食材の消費拡大や村の魅力発信につなげる狙いだ。

 コンテストに向けて1~7日に全3回、村、大学、学生を交えたオンライン説明会を行い、学生が生坂の風土や産業、特産品、人口減少をはじめとする村の課題を学んでいる。大学は全学部の学生に参加を呼び掛け、学生たちは生坂の伝統食・灰焼きおやき、やまなみ荘の名物のギョーザ、川魚の空揚げの3種のラベルを考案する。
 説明会に参加したやまなみ荘の小坂部元支配人は、新型コロナウイルス禍でテークアウト事業に力を入れていることを伝え「山村のイメージアップにつながるようなラベルを手掛けてもらえたら」と呼び掛けた。村の担当者は「村の産品を広めるため、若いフレッシュな感性をいただきたい。第2の故郷として村に親しみを持ってほしい」と願った。
 審査は▽村の魅力を表現している▽特産品のコンセプトと合う▽老若男女問わず親しみやすいデザイン―の3点をポイントに、藤澤泰彦村長ら村の代表者10人が行い、3月下旬に入賞作品が決まる。
 村と大学の交流は、平成27(2015)年から続く。毎年学生が村を訪問してさまざまな協働活動を進め、延べ55人の学生が村を訪れている。コロナ禍で昨年度と本年度は対面での交流は見送り、オンライン上で交流を図っている。協働活動のアドバイザーを務める農山村振興推進委員会の鈴木政宏代表は「若い力は高齢化や人手不足に悩む村を活気づけている。協働活動が村を訪れるきっかけづくりや進路選択、定住にも発展していけば」と期待を寄せている。

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