政治・経済

ブランド構築地域の力で 松本で特許庁主催のシンポ

地域の魅力について語り合うパネリスト

 知的財産の活用を学ぶシンポジウム「つながる特許庁in松本」(特許庁、関東経済産業局主催)が31日、松本市水汲のキッセイ文化ホールを拠点にオンラインで開かれた。地域の魅力を生かしたブランド構築をテーマに、地元企業の代表らがパネル討論などを行った。

 信州大学の林靖人副学長の司会で、日本酒醸造・大信州酒造(島立)代表の田中隆一さんと、クラフトビール醸造・松本ブルワリー(中央3)代表の林幸一さんが意見交換した。林さんはビール原料をある程度輸入に頼らざるを得ない中で、モルトかすを安曇野の放牧豚のえさに活用し、その豚料理を提供する工夫を紹介。「信州の大自然とともに楽しむビールを想像して造っている」と話した。
 田中さんは酒蔵としての「方針書」を定めてブランド価値を守っているとし「味わった誰もが『これは大信州だ』と感じるような雰囲気が潜んだ酒にしていきたい」と話した。全国2番目の多さを誇る長野県の酒蔵が力を合わせて地酒の品質を守る重要性も語った。
 同イベントは特許庁などが全国各地を巡回しながら開いており、松本では初開催となる。