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新変異株 家庭内での対応 手洗い、マスク...対策続けて

 新型コロナウイルスは、感染力の強い新変異株「オミクロン株」の出現で、感染が急拡大し、自宅療養する感染者や、自宅待機する濃厚接触者が増えている。現状を踏まえた家庭内での対応の要点を、県新型コロナウイルス感染症対策専門家懇談会のメンバーで、信州大学医学部付属病院感染制御室副室長の金井信一郎医師に聞いた。

 ―分かってきた「オミクロン株」の特徴は。
 県内で広がっている新型コロナウイルスはほぼオミクロン株と考えてよい。オミクロン株は、デルタ株に比べても感染力が強い。特に家庭内感染が起きやすく、学校、職場で感染が拡大していく。上気道(のどや鼻)で増殖しやすく、のどや鼻の症状が出やすい。
 検査陽性となった時点で無症状の人でも、最終的には症状が出る人がほとんど。デルタ株に比べると重症化しにくいが、過去に感染した人や、2回のワクチン接種を終えた人でも感染しやすいといった特徴がある。
 ―家庭内に感染者がいる場合の接し方の注意点は。
 家庭内感染を防ぐことは難しい。感染が疑われる症状がある場合や、感染者の濃厚接触者となっている場合には感染しているものとして対応する。対応はこれまでと一緒。消毒薬は、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムだけでなく、家庭用洗剤でも十分。
 ―濃厚接触者となった人が取るべき行動は。
 最後に感染者に接触した翌日から10日間は外出は控え、家族以外の人との接触をしない。社会機能維持者(エッセンシャルワーカー)は、最終接触の翌6日以降検査をして陰性ならばで勤務ができるが、あくまで10日間は濃厚接触者なので勤務外の外出は控え、公共の交通機関の利用を避ける。
 ―現在の国内の流行は、いつごろまで続くか。
 海外では流行から感染拡大のピークは30日以内のことが多いので、そこからすると2月の初旬にピークが来て、さらに1カ月くらいかけて流行が収まっていきそう。ただし、日本は海外に比べると感染者数が少なく、感染対策の状況も異なるので、今後どうなるかは分からない。

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