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塩尻駅移転40周年、開業120周年 祝賀イベント5月と秋に

現在地に移転した塩尻駅(昭和57年5月17日撮影、塩尻市提供)

 塩尻市のJR塩尻駅は5月に移転・新駅開業から40周年となり、12月には開業120周年を迎える。複数の路線が乗り入れる県内有数の交通の要衝で、地域発展に大きく寄与してきた鉄道駅の節目を盛り上げようと、JRが5月22日に第1弾の祝賀イベントを企画し、市や市観光協会と共に検討を進めている。

 このほど市民交流センターで、塩尻駅所属のJR東日本の社員が市観光課、観光協会職員と初めて意見を交わした。12人が参加し、駅ホームにあるブドウ棚を生かした企画に加え、鉄道写真展、普段見られない旧東塩尻駅の散策ツアーのほか、「当日限定の特別入場券の作成販売はどうか」との考えが出た。
 イベントは5月と、9月または10月の開催を予定する。塩尻駅内部で昨年12月、プロジェクトチームをつくり検討を始めた。地元の情報に詳しい行政や観光団体との意見交換は継続する。岡田聡駅長は「地元の皆さんへの感謝を表現したい」と話す。
 塩尻駅には東京、名古屋の大都市圏をそれぞれ結ぶ中央本線(中央東線、中央西線)が乗り入れ、辰野方面には支線が分岐し、長野、松本方面に向かう篠ノ井線が接続する。JR東日本とJR東海の境界駅で、JR貨物も営業する。1日の乗客数は約4000人。
 現在地より約500メートル南東にあった旧駅は明治35(1902)年12月15日に開業し、同時に篠ノ井線全線(当時67・9キロ)が開通した。駅の立地上、列車はスイッチバック(方向転換)が必要だったことなどを背景に、昭和57(1982)年5月17日に現在地に現在の駅が設けられ、時間短縮などの課題解決を図った。翌年7月の塩嶺トンネル開通とともに62年4月の国鉄分割民営化前の最大事業の一つだった。
 塩尻駅にまつわる古い写真資料を探している。情報提供は市観光協会(電話0263・54・2001)へ。

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