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塩尻署管内 昨年 特殊詐欺被害5件497万円

 塩尻警察署管内(塩尻市、朝日村)で昨年1年間に発生した特殊詐欺は5件(前年比1件増)で、被害額は約497万円(同約377万円減)に上った。昨年3~6月に立て続けに発生したが、その後、署員が高齢者宅を訪問し、留守番電話などを設定する集中対策を行い、7月以降はゼロに封じ込めた。

 詐欺の手口は金融機関職員などをかたってキャッシュカードをだまし取る「預貯金詐欺」が2件、過払い金の返金を名目にした「還付金詐欺」が1件、親族などをかたった「オレオレ詐欺」が1件、架空の融資話で現金をだまし取る「融資保証金詐欺」が1件だった。このうち融資保証金詐欺を除く4件は60~80代の女性が被害に遭い、いずれも犯人から自宅にかかってきた電話を取ったことがきっかけとなった。
 詐欺の連続発生を受けて昨年5~7月、署員が巡回連絡に合わせ、管内の高齢者宅を訪問した。留守電機能や着信拒否機能がある場合は設定を行い、留守電がない場合は振り込め詐欺防止装置を勧めるなどした。対象の約1万2000世帯のうち、半分程度を巡回し、今年中に残りの世帯への訪問を予定している。
 特殊詐欺を未然に防止した例は15件あった。コンビニエンスストア従業員や金融機関職員、親族などが気付き、約400万円の被害を防いだ。生活安全課の清水賢吾課長は「犯人からの電話を受けないことが大切。留守番電話は簡単に設定でき、被害防止に効果的。常時設定をお願いしたい」と話している。