地域の話題

子供の地域活動を資金調達で後押し 企業の寄付呼び掛け 塩尻の住民有志が準備

基金創設のキックオフイベントに向けてオンラインで打ち合わせをする関係者

 塩尻市の市民有志が、地域のために主体的に行動する子供を発掘、育成する「信州こども自主活動応援基金(愛称・げんすけファンド)」を創設する準備を進めている。市民活動を支援する資金調達や教育活動に取り組む「信州ファンドレイジングチーム」が中心となって今春にも基金を設け、子供自らが企画実践し地域課題を解決する事業を募る。

 基金を活用し、小学生から18歳までの原則3人以上のチームで取り組む自主的な地域活動を応援する。助成額は上限3万円とし、チームの募集期間は3月~4月を予定する。これまでに集めた市内中小事業所からの寄付金15万円が原資となる。
 子供による活動の後押しとして資金援助も必要だと考え、資金募集の基盤を整える。趣旨に賛同する企業に、継続的に寄付金を募っていく考えだ。
 高知市で、市が子どもまちづくり基金「こうちこどもファンド」を設けて平成24(2012)年から先進的に取り組んでいる例がある。元高校教師で、信州ファンドレイジングチーム代表の吉國明夫さん(73)=広丘堅石=は「子供たちには失敗を恐れず挑戦してほしい」と願う。
 基金に関心を寄せてもらえるよう、2月13日にインターネットのビデオ会議システム・Zoom(ズーム)を使って、子供向けシンポジウムを開く。松本地域子ども応援プラットフォーム地域会議と連携し、市内外の小中学生とカナダ在住の高校生の計3人が「人の役に立つ活動」の実践例を語る。
 話題提供者の一人で、子供向けプログラミング教室を運営する桔梗小4年・上間友輝君(10)は「周りの力を借りるには自分のやりたいことを具体的にして持ちかけることが大事。僕の経験や考えをいろんな人に知ってもらえる」と期待した。
 問い合わせはシンポジウム参加が山田さん(電話0263・87・3005)、寄付申し込みは吉國代表(電話090・8597・2875)へ。