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松本市 感染73人 前日の2倍超 経路不明の感染増 

PCR検査センターで検査を待つ車列(19日午後1時30分)

 松本市保健所は19日、新型コロナウイルスの感染について、感染経路不明者の増加によって市中感染が起きているとの認識を示した。市内の19日の新規感染者は73人で過去最多を更新し、集団感染も3件発生した。市保健所は感染者の大半が新型コロナの変異株「オミクロン株」に感染したとみており、さらなる増加を懸念している。

 市保健所によると、集団感染は市内の医療機関で6人、大学で運動部に所属する学生6人、飲食店で従業員14人の計3件発生した。19日に感染が判明した10歳未満から60代まで73人のうち3割の25人の感染経路が不明となっている。今週に入って感染事例が急増したことで濃厚接触者の調査が追いつかない可能性もあり、塚田昌大所長は「積極的疫学調査の限界に達すれば、効率化を考える必要があるかもしれない」との見解を示した。
 感染者の急増で、PCR検査数も増えている。市が島内の防災物資ターミナルに設けるPCR検査センターにも連日、検査希望の車列ができ、18日は45人となり、一日の検査数の上限に達し、19日も41人が検査を受けた。市保健所によると、行政検査などは数百人規模のPCR検査ができており、今のところ発熱など症状のある人が検査を受けられない状況ではない。ただ、このまま感染者が増えれば、平日だけ行っている検査センターの運用を土・日曜にも実施するなど検査体制の拡充も必要になりそうだ。
 塚田所長は「オミクロン株の伝播力や感染力は高い」と警鐘を鳴らし「風邪の症状が出るなど、いつもと少しでも違うと感じたら行動を控えてほしい」と訴えている。