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木曽広域消防管内、昨年の火災発生は15件 2年ぶり死者ゼロ

 木曽広域消防本部は、管轄する木曽郡6町村と塩尻市楢川地区で昨年1年間に起きた火災の発生状況をまとめた。19日現在の速報値で、火災の発生件数は15件(前年比2件増)だった。2年ぶりに死者ゼロとなり、けが人は2人(同2人増)だった。漏電や火の不始末といった不注意が発生要因の多くを占めたとし、同本部は火の取り扱いへの注意喚起に力を注ぐ考えだ。

 火災の内訳は、建物火災が最多の11件(前年比5件増)を占めた。次いで、あぜ草が燃え広がるなどしたその他火災が3件(同1件減)、車両火災は1件(同1件増)に上り、林野火災は0件(同2件減)だった。
 市町村別では南木曽町が最多の4件に上った。続いて木曽町と上松町が各3件、大桑村と王滝村が各2件、木祖村が1件。塩尻市楢川地区は0件だった。負傷者の2人はいずれも軽傷だった。
 石其正・消防次長は厳しい冷え込みが続く冬季について、水道管の凍結防止ヒーターの点検を訴える。設置から10年以上経過している機器では漏電するケースも散見され、過去には漏電によって壁面を焼く火事が発生したこともあるという。不安な場合は業者の点検を受けるよう呼び掛けている。
 石其消防次長は「火の扱いを一つ誤るだけで火災につながる。今年も『火災での死者ゼロ』を目標に、予防啓発に力を入れたい」と話している。