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おかえり!愛猫バル君 不明2カ月半も無事保護 新聞・張り紙発見決め手に

無事に見つかったバル君と飼い主の立花さん

 安曇野市穂高のカフェ・雑貨店「あづみ野バザール若松屋」で昨年10月から行方不明になっていた雑種猫のバル君(9歳、雄)がこのほど、市内で2カ月半ぶりに発見・保護された。情報を求める新聞記事や張り紙が発見の決め手になった。飼い主で同店スタッフの立花千晶さん(43)=穂高=は「生きていてくれてよかった」と生還を喜んでいる。

 バル君がいなくなったのは10月25日午前9時ころ。動物病院へ行くために店に連れてきていたところ、たまたま友人がキャリーケースを開けてしまい、裏口から外へ出てしまった。普段閉じている裏口が壁塗装のため開いていたなど、偶然が重なったという。
 立花さんはそれから昼夜を問わず毎日のように探し、目撃情報も求めて尋ね回った。無事に戻るよう、市内外の神社や寺院で祈願したり祈とうを受けたりもした。11月14日付の市民タイムス「みんなの掲示板」でも情報提供を呼び掛けた。
 店にも新聞記事や猫探しのチラシを貼っておいたところ、店から2キロど離れた地域でよく似た猫が出没するという有力情報が得られた。その日のうちに出向いてバル君であることを確認。餌をもらいに立ち寄るという民家の庭に捕獲器を仕掛け、今月13日に捕らえることができた。バル君は11月ごろからその地域で見かけるようになり、複数の住民が食事などの世話をしてくれていたという。
 バル君はもともと保護猫で、立花さんが令和2年10月ころ、関係する民家の庭先で衰弱して段ボール箱の中でうずくまっていたところを助けた。今では大事な家族の一員で、立花さんは「先々で地域の人によくしてもらっていた」と、命をつないだ地域住民の優しさに感謝していた。