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冬の猟場で動物の痕跡捜索 安曇野の満願寺周辺でイベント

林道で見つけた動物の足跡を観察する参加者ら

 熟練の狩猟者と動物の痕跡を探す「ハンターと歩く冬の里山」(安曇野市猟友会と里山の魅力発見プロジェクト主催)が15日、穂高牧の満願寺周辺で開かれた。ハンターの目線を学ぶことで新たな里山の魅力を発見してもらおうという取り組みで、市内を中心に子供から大人まで16人が参加した。市猟友会員6人らと雪が積もった標高1000㍍前後の猟場を歩き、イノシシやシカなどの足跡を見つけた。

 参加者は3班に分かれ、足跡を頼りに獲物のいる場所を絞っていく手法を学んだ。猟友会員は、イノシシが数頭いても同じ場所を歩いて1頭の足跡に見えることがあり、ハンターは足跡の汚れなどを頼りに頭数を推察していることを説明していた。参加者は足跡の見分け方などを質問していた。
 市が官民連携で進める里山再生計画の活動(愛称・さとぷろ。)の「里山の魅力発見プロジェクト」の一環で、今年で6年目となった。卒業論文でハンターの活動を取り上げた縁で参加したという信州大学人文学部4年・平山智之さん(23)=松本市水汲=は「足跡の見方や春の里山での遊び方などを詳しく教えてもらえためになった」と喜んでいた。
 市猟友会長の藤原英夫さん(73)=安曇野市穂高牧=は「参加者にはハンターやさとぷろのサポーターになってほしい」と願っていた。