政治・経済

塩尻の小口市長 引退を正式表明

引退を正式に表明した小口市長

 塩尻市の小口利幸市長が14日、今秋に任期満了を迎える5期目の今期限りで引退する意向を正式表明した。市役所で開いた臨時記者会見で、次の市長像について「塩尻の未来の創造を若い人に託したい」と述べ、若い世代の台頭に期待した。任期の残りに向け、新型コロナウイルス禍対策などに力を入れる姿勢を改めて示した。

 「私の口からはしない」と後継指名を避けつつ、次期市長選に積極的に関わり、自身の理念を踏襲し農林業再生や教育再生など継続が必要な市の懸案事項を託せる人物を支援する姿勢を示した。一方で「現在、手を挙げておられる方以外を応援したい」と述べ、すでに立候補の意思を明らかにしている平間正治氏(68)をけん制した。
 9月末が任期満了となる小口市長は「一般論で言うとちょっと早い不出馬宣言」を、若い世代の「背中押し」と表現した。5期目は「地域愛を原点に若い世代が挑戦する意欲を持って未来をつくるためチャレンジしてほしい」との願いを持ち続けてきたといい、気力や体力の低下も感じつつ、昨年8月に70歳を迎えたのを機に引退の思いを強くしたという。
 5期目の残り9カ月については、コロナ禍対応で「経済再生を遅滞なく、スピードを上げて実行したい」と述べた。1期目の4年間で、職員の懲戒免職など不祥事が多発したことに触れ「行政の不祥事を二度と起こさない」と述べた。

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