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木曽署管内 昨年の交通事故 10件増の35件 高齢者の過失増 死者はゼロ

 木曽警察署は、昨年1年間に管内で発生した交通事故の発生状況(速報値)をまとめた。人身事故は35件(前年比10件増)だった。新型コロナウイルス禍に伴う移動自粛が薄れた昨年は郡内の交通量の回復に伴い、前年より事故件数が増加した。一方で長期的には、コロナ禍以前から件数の減少傾向が続いており、同署はさらなる事故抑止に向けて交通安全の啓発に一層力を入れていく。

 いずれも速報値で、人身事故での負傷者は44人(前年比11人増)、死者は令和元年以来2年ぶりとなる0人(同1人減)だった。発生場所は幹線道路である国道19号での発生が最も多く、事故23件・負傷者29人は全体の6割以上を占めた。
 町村別の人身事故件数は、多い順に木曽町が16件(1件増)、上松町が10件(9件増)だった。上松町内では昨年7~8月の夜間に3回、国道19号の上松第1~3トンネル区間で事故が起き、同署がトンネルの通行止めに伴って並走する市街地の道路に車両を誘導する迂回措置を講じるケースもあった。
 高齢者が絡んだ事故は20件(7件増)発生した。高齢者が、過失割合の大きい「第1当事者」となる事故は16件(8件増)だった。
 荻原剛地域・交通課長は「昨年は死者ゼロを達成したが、人が往来する生活の中には必ず事故が存在する。関係機関と連携して事故を発生させない環境と意識の醸成を図っていく」としている。

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