政治・経済

全県レベル4 3カ月半ぶり 感染対策 県が呼び掛け

 県内で年明けに新型コロナウイルスの感染が急速に拡大したことを受け、県は13日、県独自の感染警戒レベルを全県で4(特別警報Ⅰ)以上に引き上げ、「医療警報」を発出した。感染力が強いオミクロン株の感染者が増加していることから、原点に立ち返った基本的な感染防止対策の徹底を県民に求めた。

 全県でレベル4以上になるのは昨年9月30日以来3カ月半ぶり。レベル引き上げに伴い、需要喚起策の「信州プレミアム食事券」は販売を停止する。「信州割SPECIAL(宿泊割・日帰り割)」は県内在住の同居家族(1人での利用も可)のみに、「ウェルカム信州アクティビティ割」も県内在住者のみに割引対象者を変更する。
 医療警報の発出は、「医療非常事態宣言」の発出基準となる確保病床使用率50%未満に抑えることを目標に、必要な人が入院・治療を受けられる医療体制の維持を目指す。特別措置法に基づき、県民に対して人と会う機会をできるだけ減らすことや普段会わない人との会食などを控えることも要請する。
 オミクロン株の対応策として、ワクチンの3回目接種について接種が可能になる日から1カ月以内に受けられるよう最大限の前倒しをすることや、療養体制を強化するため県内7カ所目の宿泊療養施設の開設に着手することなどを掲げた。阿部守一知事は「感染力が強いオミクロン株への置き換わりが急速に進む中、これまでのデルタ株とは異なる闘い方をしていかないといけない」と述べ、対策の徹底を呼び掛けた。