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松本の産業の礎築いた今井五介のアニメ完成 松工生が制作・披露

お披露目会で思いを語る生徒たち(後列、写真上) 生徒が手掛けたアニメーションの一場面(写真下)

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 松本の産業の礎を築いた今井五介(1859~1946)の功績を紹介した冊子の漫画を、松本市の松本工業高校の生徒らがアニメーション化した。地域の偉人をより多くの人に知ってもらおうと制作に5カ月を費やした力作で、このほど松本市中央4の商業施設イオンモール松本で披露され、市民ら80人が鑑賞した。

 漫画は市第三地区まちづくり協議会が制作した歴史冊子に掲載されたもので、松本市出身のお絵描き芸人・ヤポンスキーこばやし画伯さんが描いた。冊子を知った同校教諭がアニメ化を提案し、希望した5人の生徒が中心となって取り組んだ。
 漫画のデータを使い、タブレット端末で約2000枚を描き、15分にまとめた。小中学生でも最後まで飽きずに見られるように、分かりやすく面白い動きを目指した。イオンモールがある場所にあった製糸場を今井が育て上げる場面では、空へぐんぐん伸びるように建物を動かした。日本銀行の支店を松本に誘致するシーンでは、今井が支店を信州に引っ張り込むように動かした。
 3年生の藤牧希実さん(18)は「関われたことが誇らしい。子供たちが今井五介の存在を知り、語り継いでいってほしい」と願った。アニメはユーチューブ(動画投稿サイト)でも配信される予定だ。