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県内111人感染 急拡大 松本5人 安曇野は1人

 県と松本市、長野市は8日、県内で新たに111人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。県内で1日の感染者が3桁になるのは、昨年8月28日以来約4カ月ぶり。変異株・オミクロン株への置き換わりにより全国で感染が急増する中、阿部守一知事は臨時会見を開き「県内でも新規陽性者が急激に増えている。オミクロンの疑いがある」と注意を呼び掛けた。

 111人のうち松本・木曽地域では松本市で10歳未満~40代の男女5人、安曇野市で40代男性の計6人が感染した。松本市保健所によると市内で2人以上の感染が確認されるのは昨年10月16日以来。市立病院(波田)は8日、感染の増加に備えてコロナ病床を10床から16床に増床した。
 全県では南信地方や大北地域で感染が急拡大している。飯田保健所管内の2カ所の飲食店で複数の感染が確認されたほか、大北では「感染対策が不十分な飲食に起因する」(阿部知事)事例が発生した。県は感染状況を示す独自の警戒レベルを南信州、北アルプス両圏域で「4」に、北安曇郡白馬村で「5」に引き上げ、県民に対して感染対策の徹底を呼び掛けた。
 阿部知事は県内6カ所にある宿泊療養施設について、7カ所目の開設準備に着手したとも明らかにした。感染スピードの速いオミクロン株を念頭に置いた対策で、新たに100室程度が上積みされるという。