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あめ市に代わり「福」販売 今年も中止の中で松本中心街に特設売り場

元気よく福だるまを売る子供たち(本町こども会)

 3連休初日の8日、松本市の中心市街地で福だるまや福あめを売る催しが始まった。例年であれば「松本あめ市」が開催され新春の商都が多くの人でにぎわうところだが、新型コロナウイルスの影響で昨年に続き中止に。伝統行事は来年までお預けとしつつ、福を求める来訪者を今できる形で迎えようと、本町や中町に特設の売り場が並んだ。

 本町こども会は中央2の知新堂ビルで福だるま売りを始めた。例年だと松本あめ市に露店を出して商家の子供らが商売を学ぶ機会で対面販売は2年ぶり。法被姿で気合を入れた児童ら十数人が威勢よく客を迎えた。
 並べただるまは300円~8000円台の大小20種類近く。売り子たちは接客しながら希望にかなった形やサイズを薦め、一つ売れるごとにはつらつとお礼を伝えた。開智小学校6年の神木深之介君(12)は「街がにぎやかだとうれしい。商売繁盛とコロナ収束を願いながら売りたい」と話していた。9日は午前10時~午後3時で売り切れ次第終了。
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 中町・蔵シック館前(中央2)では中町商店街振興組合による屋台村が始まった。市内の老舗、新橋屋飴店と山屋御飴所の福あめや甘酒が売られ、市民や観光客が次々立ち寄った。
 例年あめ市では蔵シック館で「全国あめ博覧会」が開かれ、多くの人でにぎわう。コロナ禍であめ博は見送られたが、組合の山村匡史理事(49)は「厳しかった1年前に比べると客足は戻ってきている。明るい年を期待したい」と話していた。午前10時~午後3時で10日まで。