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塩尻とミシャワカ交流50年 節目の年に記念式典検討

ミシャワカ市にある塩尻ガーデンの開園時(昭和62年8月、塩尻市提供)

 塩尻市は6月5日、米国北東部のインディアナ州ミシャワカ市との姉妹都市提携から50周年を迎える。塩尻西小学校児童の絵画作品がミシャワカの小学校に贈られたのを機に教育交流が始まり、昭和47(1972)年の提携以来、市民レベルの交流を重ねてきた。市民が紡いだ半世紀を踏まえ、塩尻では訪問団派遣や記念式典開催を計画している。

 6月にミシャワカからの訪問団を受け入れ、塩尻での記念式典を検討中だ。木曽漆器祭の時期で、市都市交流協会事務局の市秘書広報課は「伝統文化に触れてもらう機会になる」と期待する。一方、塩尻からは夏以降に公式訪問団を派遣する計画がある。
 ミシャワカ側では、両市の交流に尽くし、昨年3月に89歳で死去した塩尻市特別名誉市民ドナルド・クロフォードさんの孫・ジェイコブさんが中心となり、訪日準備をしているという。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、インターネットによる遠隔交流も想定する。
 50周年を前に、小口利幸市長は青少年交流の永続を願って昨年7月、ミシャワカ市長に親書を送り、12月の訪米を模索したが、かなわなかった。最近になってミシャワカ市長から「残念だ」「健康でいて」との言葉がつづられた手紙が届いた。
 両市は、5年ごとに市民訪問団を行き来させる形で交流を重ねている。塩尻は隔年で市内在住・出身の高校生や大学生ら青少年を派遣してきた。だが、近年は交流が希薄になっており、平成27(2015)年6月のミシャワカ高校生来訪が最後で、塩尻も30年10月に高校生を派遣してから目立った動きがない。
 ミシャワカ市にはインディアナ州最初の本格的な日本庭園「塩尻ガーデン」が昭和62年8月に造られた。一方、同年には提携15周年記念で塩尻市役所前を南北に走る市道が「ミシャワカ通り」と名付けられている。

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