連載・特集

2022.1.4みすず野

 『東海道中膝栗毛』で弥次さん喜多さんは旅の2日目、戸塚をたって小田原で泊まった。箱根駅伝の3区と4区計42・3㌔。江戸時代の旅人の健脚にも驚くが、計2時間ほどで駆け抜けるランナーたちはもっとすごい◆新春の国民的行事をテレビ観戦し、母校やひいきチームに声援を送った方も多かろう。郷土の若人も活躍した。女鳥羽中出身の木村暁仁さん(専大2年)が1区で区間4位の好走。広陵中出身の松崎咲人さん(東海大3年)は各校のエースひしめく「花の2区」を任された。来年以降も期待がかかる◆走っているのは選手だけではない。晴れ舞台に向かって日々努力を惜しまなかった控えや裏方、部員の力を引き出してまとめ上げた指導者...。他の競技も、スポーツに限らず仕事も勉強も一人で成し遂げられるものではなく、多くの支えがあってこそだ。人とのつながりを確かめ、前へと歩みを進めたい◆今年も一人一人の努力が報われるといい。一方で弥次喜多道中や駅伝のように失敗や、思い通りに行かないこともきっとあるだろう。周りの人を助けたり支えられたり。頑張って乗り越えていく勇気を画面からもらった。

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