連載・特集

2022.1.13 みすず野

 天候にかかわらず渋滞が発生する。車が動かない時間が長いとイライラが募る。始業や約束の時刻が迫ってくる。「急がば回れ」と裏道に入るも同じような考えの人たちの車でまた渋滞│。経験のある人も少なくないだろう◆国道19号である。区間によって慢性的な渋滞を起こしている。自衛策として特に松本市から塩尻市方面に向かう際にはルートを選ぶ。目的地によって長野自動車道の本線や側道、奈良井川・田川の堤防道路、東山部の山麓線を使い分ける◆松本市が平日朝の交通量を分散させる取り組みをしている。企業の協力を得ながらマイカー通勤の市民に時差出勤を呼びかけている。蓄積されたビッグデータを活用して、効果を検証するという。過去のデータでは、例えば朝7時15分の通過時刻を30分早めると村井―新橋間で11分、新橋―村井間で16分短縮すると分析する◆裏道として使われる生活道路の安全確保にも目を向けたい。通学路になっている箇所もある。緊急車両や、高齢者が利用するデイサービスなどの送迎車にも配慮がほしい。19号に交わる東西道路の混雑緩和にも生かせられないか。複眼的な検証を望みたい。