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年越しそば準備 各店で作業ピーク

手打ちしたそばを手に取るスタッフ(深志荘)

 大みそかに向けて中信地方のそば店などでは、年越しそばの準備作業がピークを迎えている。年越しそばのいわれには長寿や家族円満を願うなど諸説あり、一年の最後を締めくくる縁起ものの食事であることから、各店は気持ちを込めてそばを用意している。

 手打ちそばが人気の民芸旅館・深志荘(松本市並柳2)では30日、午前6時からスタッフ2人が交代でそばを打った。今年は年越し用として約900食を用意する。塩尻市片丘で契約栽培した地粉を使っていて、県外からの注文も増えていることから、この日は発送作業にも大忙しだった。そば打ち歴17年の宮下信之さん(38)は「そばを楽しみにしている方が多いと思うので一食一食大切に打ちたい」と話していた。
 昨年の年末は新型コロナウイルス感染拡大で注文も少なかったといい、深志荘の中澤伸友社長は「忙しい年末を迎えられるのはありがたいこと。来年は普通の日常が戻る一年になってほしい」と願っていた。