政治・経済

安曇野市がゼロカーボン宣言へ 来年度、実現に向け道筋

代表質問で答弁する太田市長

 安曇野市の太田寛市長は3日、令和32(2050)年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目指すゼロカーボン宣言の表明に前向きな姿勢を示した。来年度に自然環境の保全やリサイクル推進などの方針を盛り込んだ市環境基本計画の中間見直しに着手し、ゼロカーボン実現に向けた道筋を示す。同年度内にも宣言する考えだ。

 市議会12月定例会の代表質問で、会派あづみ野の宮下明博代表の質問に答えた。
 ゼロカーボンとは二酸化炭素の排出量と森林などに吸収される量を釣り合わせて実質的に排出ゼロを目指す取り組みで、2050年までに実現する機運が国際的に高まっている。省エネルギーの推進と自然エネルギーの活用が重要で、太田市長は「他の自治体、関係団体と連携しながら達成に向けた取り組みを進めていきたい」と力を込めた。
 自然エネルギーの活用について、太田市長は「現時点で市公共施設の自然エネルギー設備導入は限定的」との見解を示した。令和5年度に完成予定の三郷西部認定こども園(三郷小倉)の新園舎に空調負荷を軽減するために、太陽熱を利用した省エネシステムを導入する。移転新築により6年度に新園舎が完成する三郷東部認定こども園(三郷明盛)の新園舎にも自然エネルギー活用の設備導入を検討する。
 市環境課によると、中信地区では松本市と池田町、北安曇郡白馬村、同小谷村の4市町村がゼロカーボン実現を宣言している。