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アイデア凝縮バイク工具 塩尻のモトピットヒオキ 市内2社と開発

開発した工具(右下)を示す日置さん(手前)、小山精機の小山正晃社長(中央)、信陽堂印刷所の有賀雅和専務

 塩尻市広丘高出のバイク店「モトピット・ヒオキ」はこのほど、製造業など市内の2社と協力し、バイクの冷却装置・ラジエーターのふたを開けるための工具を開発、発売した。市販品よりも単純な構造で、手軽に利用できる点が売りだ。「ありそうでなかった」アイデア商品として売り出している。(石尾 出)

 新製品は「ラックレンチ」といい、細い鉄の棒を組み合わせた単純構造の工具だ。縦10センチ、横9センチほどで、主にオフロードバイクの整備で使うことを想定する。ラジエーターのふたは素手でも開けられるが、バイクの外装が邪魔をして開けにくい場合や、ふたが熱い時がある。ラックレンチを差し込めば、楽に作業できる。
 国内トップクラスの現役オフロードライダーで、同店を営む日置高久さん(71)が、自身の整備経験から発案し、試作品を開発した。正式に製品化しようと塩尻商工会議所に相談したところ、精密部品加工の小山精機(北小野)と信陽堂印刷所(塩尻町)を紹介された。試作品を基に、それぞれ溶接加工、パッケージ製作を担った。
 各工程を専門の両社が手掛けただけあり、高精度の仕上がりになったという。日置さんは「百%満足」と、2社に感謝しながら話す。
 税込み2000円。同店や県内外のバイク店で発売し、今後は店のホームページを立ち上げて通信販売も行う。問い合わせは同店(電話0263・52・0092)へ。