政治・経済

松本市 都市計画の意見募集 「集約連携型」が基本方針

 松本市はこのほど、市の将来の都市像として、新たに「集約連携型都市構造」を目指す考えを公表した。これまで進めてきた集約型都市構造をさらに発展させ、都市機能を集約した拠点づくりの強化と、各拠点をつなぐ公共交通や道路網、情報網などのネットワークの強化を両輪として進める。新都市像を盛り込んだ「市都市計画マスタープラン(案)」を公開し、17日まで市民意見を募っている。

 文化や商業の中心となる中心市街地一帯の「都市中心拠点」のほか、鉄道駅やバス停の周辺にあたり利便性の高い「地域拠点」、スーパーなどが立地し良好な住環境の形成に寄与する「生活拠点」、市街化区域外で住環境、自然環境、農地の調和を図る「コミュニティ拠点」などを緩やかに配置し、都市づくりを誘導する。
 集約した拠点間は公共交通をはじめとしたネットワークで円滑な移動を実現し、周辺の都市間連携も強化したい考え。市の重点戦略・DX(デジタルトランスフォーメーション)による情報ネットワークも将来の拠点間連携で大きな役割を果たす可能性がある。
 新たな都市構造を描く背景には少子高齢化の進展や中心市街地の空洞化、既存集落の人口減少などに加え、コロナ禍やデジタル化、地球温暖化があるという。市はこれら社会情勢の著しい変化を受けて、現行マスタープランの期間満了(令和7年)を待たずに計画を改定する予定だ。
 プラン案にはこのほか市内を14ブロックに区分して、実情や特色を踏まえた街づくりを目指す「地域別構想」が盛り込まれている。