教育・子育て

プロジェクターを保育に活用 塩尻の日の出保育園でエプソンなど共同研究

 塩尻市広丘高出の日の出保育園(古畑由実子園長)で本年度、プロジェクターを保育に活用する、市とセイコーエプソン(諏訪市)、岐阜聖徳学園大学(岐阜市)の共同研究が行われている。26日に保育園で実践報告会が行われ、大画面を共有することで、子供たちの好奇心や興味、意欲が刺激された事例が報告された。

 研究は、エプソンがプロジェクターの新たな価値の創出を目指す一環で、他の2者に呼び掛けて実施している。同社は、タブレットと連携するなどICT(情報通信技術)仕様のプロジェクターのセットを園に貸与した。
 園では未満児から年長児まで約190人が参加し、プロジェクターを活用し、これまでに45の活動をした。▽絵本の画像を壁に映し、園児が壁をたたくと、保育士がパソコンを操作して画像を動かす▽園児が散歩中にタブレットで撮影した写真を映し、園児自身が説明をする▽工作のやり方や道具の使い方を映像で説明する│など内容はさまざまだ。
 報告会では、保育士がこれまでの活動事例や実感した効果を説明した。大画面の活用や、保育士が制作した映像の映写で「子供たちの興味が深まった」「最後まで話を聞いていた」などと肯定的な意見が発表された。市こども課の竹中康成課長は「同様の取り組みをほかの園にも広げていけるか検討していきたい」と話す。
 子供たちの反応は良いという。岐阜聖徳学園大学短期大学部幼児教育学科の糟谷咲子教授は「保育でのプロジェクター利用の効果は大きいと感じた」と話した。セイコーエプソンのビジュアルプロダクツ事業部の遠藤隆史課長は「研究を通じ、保育分野に対応した製品実用化へのヒントが見つかるのでは」と手応えを感じていた。

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