政治・経済

朝日村男女共同参画社会推進条例 多様な性を認める内容に

 朝日村男女共同参画審議会(塩原智惠美会長)は、来年4月の施行を目指す「村男女共同参画社会推進条例」の案をまとめた。条例では前文で、朝日村内での取り組みの遅れや課題を指摘した上で、「多様な性のあり方を認める」ことを強調しているのが最大の特徴となっている。条例に村民の考えや思いを反映させるため、村民の代表からなる審議会で条例案を作った。

 村役場でこのほど開かれた第4回男女共同参画審議会で、塩原会長が小林弘幸村長に条例制定について答申した。男女の別を超えて多様な個人を尊重し合う社会の実現に向け、「村と村民と事業者が協働して積極的に取り組む」ことなどを求める意見を付けて条例案を手渡した。
 条例案では、前文で「国際社会においては、多様性を受け入れる積極的な取り組みが推進されている」とした上で、朝日村の現状について「家庭、地域、職場においていまだに一部で性別役割分担意識や慣行が存在する」と課題を指摘している。
 基本理念は7項目からなり▽全ての人が性別にかかわらず個人としての尊厳が重んぜられること▽性別による固定的な観念に基づく役割分担をなくすよう努めること▽男女が社会の対等な構成員として立案・決定の場に参画する機会が確保されること▽職業生活での男女の不均衡の是正や家庭生活での男性の参画推進―などをうたっている。条例は全29条で、村の責務や村民の責務、事業者の責務なども定めている。
 村は村議会12月定例会に条例案を提出する。小林村長は取材に「男女共同参画に関しては他の自治体より遅れた部分もあったが、これから本格的に推進したい。(理念の実現に向けた具体的な行動を記した)男女共同参画基本計画についても、年度ごとにきちんと評価検証をして進めていきたい」と話した。