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松商OBチームが聖地で熱戦へ マスターズ甲子園に出場

マスターズ甲子園に出場する松商OB

 高校野球のOB・OGが甲子園球場(兵庫県西宮市)で戦う本年度の「マスターズ甲子園」が12月4日に2日間の日程で開幕する。長野県は2回目の参戦で、今回初めて単独チームでの出場となり、県大会と代表決定戦を勝ち抜いた松商学園高校OBが、高校野球の聖地・甲子園での試合に挑む。大会2日目に埼玉県選抜と対戦する。

 メンバーは22~74歳の46人を登録した。県内最多、全国屈指の甲子園出場回数を誇る松商にあっても、登録メンバーの半数以上が甲子園の土を踏んでいない選手たちだ。「甲子園に行くために松商に入った」という人たちも多く、マスターズ甲子園で「高校時代の忘れ物を取りに行く」という思いは強い。
 その一人が、初参戦の有川達信さん=松本市=。平成22(2010)年夏、主将だった有川さんは長野大会決勝で敗れ、あと一歩で甲子園を逃した。当時の悔しさをいまだに思い出すといい「甲子園は特別」と語る。夢の舞台での試合が近づき「わくわくする。同級生の思いもくんで頑張りたい」と力を込める。
 松商ではマスターズ甲子園の取り組みにより、若手OBのつながりが活性化した。OB会に青年部を立ち上げ、ボランティアで草刈りやノッカーを派遣するなど現役選手の支援に力を注げるようになった。2大会連続で監督を務める深澤友和さん=松本市=は「マスターズを通して現役選手に関われるようになったのは大きい。自分たちの生活に張りも出る」と笑顔を見せる。
 長野県が初出場した3年前は選抜チームで出場。気心が知れた仲間が多い単独チームでの参戦に、前回に続いて出場する主将の今井信也さん=松本市=は「勝ちにこだわりたい。その上で思い切り野球を楽しみたい」と張り切っている。