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わな猟担い手確保に苦慮 中山有害鳥獣対策協 農地保全へ関心持って

有害鳥獣の捕獲に使うくくりわな

 松本市の中山地区有害鳥獣対策協議会(仙石省治会長)が、わな猟の担い手確保に苦慮している。高齢になり猟をやめる人が出ても、猟の免許を取る若手がおらず、引き継げない状況だ。有害鳥獣の駆除には欠かせない存在として、協力者を求めている。

 農地を荒らすシカやイノシシなどをくくりわなで捕獲している。動物が通る山中の「獣道」を見極め、条件が合った場所にわなを仕掛ける。
 対策協に、わな猟の免許保有者は7人いるが、ほとんどが70歳以上で、会社勤めなどの都合で猟に出ることができるのは3人にとどまる。平成24年ころには10人ほどが在籍していた。仙石会長は「わな猟に関心がないため減少した」とする。
 山際にある、鳥獣被害の防護柵の見回りも仙石会長らが担っている。全長15キロほどあり「3人で見回るのは無理」と苦労を打ち明ける。
 これまでに、わな猟に関心のある人を紹介するよう地区内で呼び掛けてきたが、反応は薄かったという。仙石会長は「農業被害を防ぐわな猟に関心を持ってほしい」と話している。