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ぐるっと新村の文化財 地元公民館・団体がマップ 里道も紹介

新村地区内の文化財を網羅したマップを紹介する長岡会長(手前左)と関会長(手前右)、新村公民館長

 松本市新村地区に点在する史跡などを網羅した文化財マップ「野麦街道と集落と集落を結ぶ里道」がこのほど完成した。かつて主要幹線だった旧野麦街道とその周辺の集落同士を密接につないだ「里道」が今も数多く残る新村地区は、今年3月に市の「まつもと文化遺産」に指定された。そんな地域の宝の価値を、内外の住民に広く知ってもらう狙いだ。

 地元の新村地区文化財保存会(長岡壽会長)とあたらしの郷協議会(関成任会長)、新村公民館(新村芳男館長)が調査や編集、レイアウトまで自前で手掛けて2000部を作製した。A4サイズ全8ページで、衛星写真の見開き地図に番号で振り分けて約50カ所を紹介している。特に地区内で古くから使われてきた「里道」に力を入れ、計21本の道筋について分かりやすく地図に落とし込んだ。
 編集作業では古い文献や資料を調査。上新にある里道「川北道」は当初、野麦街道との接続部が特定できず住民の証言から判明するなど苦労もあった。
 地元の学校に教材として配ったほか、公民館窓口でも無料配布する。今後は地域イベントやウオーキングコースづくりに地図を活用する方針だ。長岡会長は「地元の道を再認識するとともに、地区外の人にも地図を手に歩いて楽しんでほしい」と願う。問い合わせは新村公民館(電話0263・48・0375)へ。