政治・経済

朝日のマレット場廃止か存続か 村長が審議会に諮問

廃止の是非について審議が始まったアサヒマレットゴルフ場の入り口付近

 朝日村の小林弘幸村長は4日、利用者が大幅に減少している小野沢の「アサヒマレットゴルフ場」について、廃止の是非を審議するよう村観光レクリエーション施設管理運営審議会(会長・植村茂生村観光協会長)に諮問した。村としては「廃止の方向で検討したい」と打ち出しており、審議会では本当に廃止してもいいものか、地権者や村民の意見なども踏まえて審議する。審議結果を来年度予算に反映させるため、年内に村長に答申する。

 審議会には、地元区長や商工会長、公民館長ら5人の委員が出席し、小林村長が植村会長に諮問書を手渡した。
 村産業振興課によると、アサヒマレットゴルフ場は平成2(1990)年のオープンで、敷地面積は4万9139平方㍍と、山がまるごとコースになっているような広さが特徴だ。4年度に年間1万8045人の利用があったが、10年度に1万人を割り込み、21年度以降は1000人前後で推移している。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、本年度の利用者数は443人にとどまった。平成20年度から利用料を無料にして、24年度から任意で協力金を募っている。
 村は廃止の方向性を打ち出した理由として、「利用者が高齢化し、高低差があるアサヒマレット場よりも近隣の平地のコースに行くケースが多い」「村外から誘客し、村内の宿泊や買い物などへの波及効果が見込める施設ではない」「施設維持に年間200万円前後の経費が必要となっている」ことなどを挙げている。
 審議会では、盛んだったころを懐かしみ廃止を惜しむ声もあったものの、廃止反対を訴える声はほとんどなかった。ただ跡地利用などの情報を欲する声や、地権者の考えを聞くべきだといった意見もあり、審議を継続することとした。