地域の話題

断層を見学して地震知ろう 消防団員や自治体の防災担当者ら松本巡る

断層や地形について説明を聞く参加者

 松本地域にある断層と地震のリスクを知ろう―。消防団員や県、市、村の防災担当者らを対象にした現地見学会が1日、松本市内などで開かれた。信州大学地域防災減災センターの大塚勉特任教授が講師役を務め、参加者は市内を巡った。断層の作った地形を確認して意識を高め、今後の防災対策に生かしていく。 

 中山霊園では、約50人が松本平と北アルプスが一望できる場所で説明を聞いた。大塚特任教授は、北アから東に向かって緩やかな扇状地ができているとし「断層が作った溝を山から運ばれた土砂が埋めてできた平地で生活している」と指摘した。参加者は霊園内の別の場所で、南東の方向に見える牛伏寺断層が作った地形を確認した。
 断層が多くあり、地震のリスクがあることをよく知ろうと、県松本地域振興局と松本地方の消防団で構成する松本消防協会が見学会を企画した。草間康晴松本地域振興局長は「得た知識を踏まえて防災面で生かしてほしい」と話していた。