連載・特集

2021.11.25みすず野

 先日、久しぶりに温泉宿に出かけた。このご時世なかなか遠くには行けないけれど、県内の観光地に1泊2日の小旅行だった。昨年は松本の温泉街に出かけたから、今年は少しだけ足を延ばした。到着してすぐに風呂に向かう。1杯目のビール同様、1回目の入浴は至福の時◆県民対象の割引制度を使って1カ月ほど前に予約をしたので、この間、新型コロナウイルスの感染動向を気にかけてきた。幸い、この1カ月は落ち着いている。このまま収まってくれるといいのだけれど。第6波は本当にあるのだろうか。湯につかりながらいろいろと思いを巡らせた◆夕食まで時間があったので周辺を歩いた。ノスタルジックな照明看板が立ち並ぶ。スナックやすし店、中華料理の店、土産物店...。時間的にまだ明かりがついていなかったが、浴衣姿の温泉客の二次会、三次会の受け皿として営みを続けてきた人たちがいる。こうした店舗も含めて温泉街なのだと再認識した◆翌朝に3度目の風呂。栃木県からゴルフ仲間4人で訪れたという男性は前日も一緒だった。「信州は大好きで毎年来ています」。こんな何げない会話も土産話の一つになる。