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南農100周年 SOBA豚カレー完成 生徒と企業協力

 南安曇農業高校生物工学科動物バイオテクノロジーコースの3年生が、学校創立100周年記念として地元企業の協力を受けて商品開発したオリジナルのレトルトカレーがこのほど完成し、4日に同校でお披露目された。ソバの「甘皮」を飼料に育てた安曇野産の豚肉を具材にした「信州安曇野SOBA(そば)豚カレー」で、23日の100周年記念式典に合わせて販売を始める。

 同科では、ソバを製粉する際に廃棄される甘皮の飼料化について5年前から研究を重ねており、地元畜産農家の応援も含めて、今年3月、商品開発をスタートさせた。ソバの甘皮で育てた豚は肉質が柔らかく、脂身は甘みが増したという。肉の食味調査やアレルゲン検査を経て試食を繰り返し、豚肉のおいしさを生かすスパイシーなカレールーを開発した。企画監修、販売指導は百貨店・井上(松本市深志2)の井上博文常務が担当し、製造は食品開発・販売のセフコ(豊科高家、伊藤利信社長)が協力した。
 カレーは1パック600円(税抜き)で初回は2000パック生産する。23日に井上とアイシティ21(山形村)で店頭販売するほか、式典の出席者らにも配る。プロジェクトリーダーの神戸萌希さん(18)は「不安はあったが、皆さんの協力で形にすることができた。安曇野の特産品になれば」と期待し、副リーダーの小岩麗美さん(18
)は「辛さがちょうどよく、なめらかなルーが豚肉とマッチした仕上がりになった」とPRポイントを語っていた。
 「SOBA豚」のブランド化も期待される。プロジェクトに参加した養豚農家・三澤伸幸さん(三郷温)は「消費者との距離が遠いとずっと感じていた。今回こういう機会をもらえてありがたかった」と話していた。