政治・経済

県議補選4陣営 東筑5村での運動工夫

四つの選挙が同時に行われる筑北村の選挙ポスターの掲示場

 31日に投開票される県議会議員松本市・東筑摩郡区補欠選挙(欠員2)に立候補した4人の陣営が、郡部での運動を工夫している。4人全員の地盤が松本市で、東筑摩郡の5村(麻績、生坂、山形、朝日、筑北)の有権者約1万8000人にどう浸透するかが、選挙を勝ち抜く上での鍵とみているからだ。

 届け出順に、下沢順一郎氏(62)=松本市蟻ケ崎、小林文氏(45)=同波田、青木崇氏(31)=同松原、百瀬智之氏(38)=同井川城3=が立候補している。
 有権者数は松本市が約20万人と圧倒的に多いが「選挙区全体の代表を決める選挙。村部にも政策を訴えたい」考えは全陣営に共通する。5村を効率的に遊説できる道順を考えたり、地元の協力者に道案内を頼んだりと郡部での運動に知恵を絞る。
 下沢陣営は「これまでのつながりを大切にして、頼りながらあいさつ回りを中心に取り組んでいる」(堀内正雄選対幹部)と地道な活動を続ける。小林陣営は「新人なので村部で知名度を上げるため、くまなく回る必要がある」(百瀬衛貴男選対責任者)とみて、遊説日程の調整に念を入れる。青木陣営は「東筑摩郡と真摯に向き合いたいという候補の姿勢を尊重する」(青木まゆみ選対本部長)と考え、告示日に郡部を遊説するなどした。百瀬陣営は「東筑の北部と南部を分け、松本市の近いエリアと一緒に回り、なるべく時間をかけて政策を伝えるようにしている」(中林玲事務長)とする。
 対応が難しいのが筑北村だ。村長選と村議選が26日に告示され衆院選と合わせて四つの選挙が同時に行われる。ある陣営は「地域の選挙を邪魔してはいけない」と遊説を早めにするなど配慮した。
 筑北村西条で働く男性(52)は「候補者の名前を聞いたことがある程度だ」と言う。25日に期日前投票を済ませた男性(75)は「村の面倒をみてくれる人に入れた」と話した。ある陣営の運動員は「演説中に手を振ってくれる人が村部は特に多い。頑張る気持ちが高まる」と思いを口にした。