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木曽ペインティングス 現代アートで空き家に光

かつて養蚕が営まれていた家屋を使った空間アートを鑑賞する来場者(向畑)

 木曽地域にアーティストが滞在しながら作品を制作・発表する芸術祭・木曽ペインティングス(木曽アーツ主催)が23日、開幕した。29組37人のアーティストが手掛けた現代アートが、展示会場となった空き家や空き地に新たな光を当てている。11月7日まで。

 木祖村薮原の8会場は「千年のすみか」がテーマだ。会期中の土・日曜日には地元の小学生が描いた獅子の絵をあしらった灯籠も宿場を彩る(午後4~6時)。
 同村小木曽の向畑地区4会場では、参加作家が「三時の光」をテーマにアート空間を作り上げた。冬至に向かうこの時期に差し込む一日の"最後の光"の元で鑑賞することを勧めている。
 芸術祭は平成29(2017)年に始まり、今年で5回目を数える。新型コロナウイルスの影響で昨年は規模を縮小した代替イベントだったため、通常開催は2年ぶりだ。木曽ペインティングス代表の岩熊力也さん(52)は、開幕に当たり「コロナ禍で途絶えてしまったこれまでの千年を、次の千年につなげる再スタート」と力を込めた。
 展示は午前10時から午後4時まで。木曽町日義の義仲館と本陣にも作品が並ぶ。