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南農100周年の節目祝う 昨年から延期の式典 コロナ禍で分散開催

 南安曇農業高校(鈴木芳昭校長)の創立100周年記念式典が23日、安曇野市の安曇野スイス村サンモリッツと同校で分散開催された。同窓生やPTAら約150人が集まったサンモリッツで式典があり、学校の各教室に中継して全校生徒が見守った。1万5000人余りの卒業生を輩出してきた同校の節目を祝った。

 初代校長が掲げた「質実剛健」「地域の先達」「世界に雄飛」の三つの教育方針を「南農魂」として受け継いできた。同窓会長で式典の実行委委員長を務めた鈴木章文さん(81)=三郷明盛=は式辞で「少子高齢化が進む中、農業は最も大切なこと。だからこそ本校教育のさらなる振興が図られることを望む」と述べた。生徒を代表して生徒会長の渡瀬五竜君(17)=グリーンサイエンス科3年=があいさつし、「1万5000人もの先輩方への感謝の気持ちを忘れず、先輩方が引き継いできたこの歴史を次の100年に向け紡いでいきます」と力強く誓った。
 南安曇農業高校は、大正9(1920)年に南安曇農学校として開校し、昭和23(1948)年に現校名に改称した。現在はグリーンサイエンスと生物工学、環境クリエイトの3学科で生徒約340人が学んでいる。
 昨年4月に開校100周年を迎え、同10月に記念式典を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で1年間延期した。