政治・経済

要支援者の避難計画作成 池田の自主防災会187人分提出

 池田町で本年度に入り、避難行動要支援者個別計画の作成が進んでいる。これまでに32ある自主防災会のうち26団体から計187人分の計画が提出された。危機管理対策室は個別計画を含む地区防災計画のひな形を用意し、各自主防災会に作成を進めるよう呼び掛けている。

 避難行動要支援者個別計画は、災害時の避難行動に支援が必要な人と、支援する人をあらかじめ決めておくもの。町内には要支援の対象者が約470人いて、このうち約260人が計画書への記載に同意している。今年に入って危機管理対策室が各自主防災会に強く働き掛け、作成の取り組みが進んだ。
 8月14日の大雨で町多目的研修センターに避難所が開設された際には、高齢者2人が個別計画通りの支援者に連れられて避難した。対策室の佐藤静雄危機対策幹は「成果が表れた」と話す。
 町の個別計画には元消防署員の佐藤対策幹の発案で、要支援者の常備薬や持病、かかりつけ医を記載する独自の項目がある。同意があればこの情報は北アルプス広域消防本部にも提供され、日常の救急活動にも役立てられる。
 地区防災計画は災害対策基本法に基づくもので、地区内の防災体制や具体的な行動をあらかじめ決めておくことで、自助共助の強化を図る。12月下旬に自主防災会を対象にした説明会を開く予定で、町のホームページにひな形を掲載している。佐藤対策幹は「計画を作ることで知識も深まる。ぜひ積極的に取り組んでほしい」と呼び掛けている。