政治・経済

山形の移住奨励金申請5件 交付世帯に記念品

 山形村が移住・定住の促進を目指して本年度に始めた「住まいる奨励金」制度が順調なスタートとなっている。村内に新築住宅を建築か購入して村外から転入し、諸条件を満たした世帯に50万円を交付する制度で、4月の制度開始以降、10件を超える問い合わせがあり、5件の申請があった。21日には村役場で奨励金の交付を受けた世帯への記念品の贈呈式があり、転入してきた男性と村長らが懇談した。

 松本市から家族3人で転入してきた会社員・立野哲さん(37)への記念品の贈呈式が村長室で開かれた。本庄利昭村長が地元産の新米10㌔と梨5㌔を手渡し、「ぜひ山形村を好きになってください」と求めると、立野さんは「山形村はのどかで環境がいい。皆さんいい人ばかりで助かっている」などと応じていた。
 立野さんは鹿児島県出身で、就職して住んでいた神奈川県から、昨年8月に妻の実家に近い松本市に移住した。アパート暮らしで、庭付きの住宅を建てようと思っていたところ、山形村上竹田の物件を見て「ビビッときた」といい、今年7月末に山形村に引っ越した。取材に対し「『住まいる奨励金』はいい制度なので、もっとPRすれば移住を検討する人が増えるのでは」と話した。
 住まいる奨励金制度は、村内の新築住宅に村外から転入し、区と連絡班に加入するなど諸条件を満たした世帯が対象となる。本庄村長の公約の「人口対策」の一環で、本年度は20件分の1000万円を予算化している。本庄村長は「この制度で、山形村に入ってくる方を、村を挙げて歓迎していることを示したい。地域の皆さんも温かく迎えていただき、一緒に地域を盛り上げようという機運の高まりにつながればうれしい」と期待していた。