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信玄狼煙 山梨にリレー 30日に塩尻市内でも実施

上の山城址でののろし上げの様子(昨年8月29日)

 戦国大名の武田信玄がのろしを使って情報伝達したことにちなみ、恒例の「武田信玄狼煙リレー」が30日午前11時から、初めて長野・山梨両県を一度につなぐ形で行われる。信玄生誕500年の今年は計66カ所で実施し、塩尻市内でも11カ所で予定している。

 南信地方を中心に各地の有志や自治体でつくる武田信玄狼煙会が主催し、下伊那郡根羽村から甲府市までを約2時間でリレーする。
 市内では住民団体など3グループが参加する。午前11時50分にいの字山でのろしを上げ、東山、上の山城址、高山城址、北熊井城址、市塩尻東支所、堀之内、柿沢、みどり湖、峰原、桟敷の順につなぐ。
 市内での実施で窓口役を務めた塩尻東地区地域づくり連絡協議会歴史文化部の川尻佐千男部長(71)=塩尻町=は「壮大な規模で歴史ロマンを感じてほしい」と話している。

 いの字山ののろし上げの参加者を、22日まで募集する。当日は午前10時に、旧塩尻の東山グラウンドに集合する。消火用の水を入れるためのペットボトル2本を持参する。問い合わせは市塩尻東支所(電話0263・52・4748)へ。