政治・経済

安曇野市長選・市議選 投票率の上昇なるか

市内各所に貼られた選挙ポスター。有権者の関心は高まっているのだろうか

 任期満了に伴う安曇野市の市長選挙と市議会議員選挙は、17日の投開票に向けて終盤戦に突入し、市内5カ所での期日前投票が進んでいる。現職市長の引退で市政の転換点となる選挙だけに、投票率の高まりに期待する陣営がある一方で、「関心は低い」と低下を見込む陣営もある。過去4回の投票率は低下傾向にあり、市選挙管理委員会は「歯止めをかけたい」と投票啓発に力を注いでいる。

 市長選には無所属新人の3人が、市議選には定数22に対して現職16人、新人11人、元職1人の計28人が立候補し、市内各所で舌戦を繰り広げている。
 投票率に対する見方は市長選立候補者の間でも割れている。
 政治団体役員の荒井久登氏(43)=豊科田沢=は「市政の転換点だけに非常に重い選挙だ。市議選には若い候補者も多く、前回の62%を上回るといいと思う」と期待する。
 前大王総務部長の古幡開太郎氏(70)=穂高牧=は、衆議院議員選挙が間近に迫っていて選挙に注がれるエネルギーが分散された感もあり「投票率は上がらない」とみる。
 前県副知事の太田寛氏(65)=堀金烏川=は「62%を維持できるかどうか。民意を反映するには投票率は高い方がいい」とし、個人演説会で投票に行くよう呼び掛ける。
 市議選の陣営も見方はさまざまで、ある現職は「新型コロナウイルスで生活様式も変わった。不思議なほど関心がない」とし、投票率は52%前後と前回より大幅な低下を予想する。ある新人も「政治に関心が薄い有権者が増えた分、投票率は下がる」と語った。一方で、別の新人は市議選の立候補者数が前回より2人多いことなどに着目し「前回より少し上がる」とみる。
 市選管が13日時点でまとめた期日前投票の状況によると、11~13日の3日間で5335人が投票した。前回選同期より1070人多い。投票率向上に向けては、市内高校や街頭での啓発、親子で楽しめる選挙クイズなどを行っている。選管事務局は「前回並みが一つの目標」とする。