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旧開智学校を模型で再現 中山の野村秀康さん 現物の30分の1

 趣味で県内外の歴史的建造物などの木製模型を手掛けている松本市中山の野村秀康さん(80)が、一昨年に国宝に指定された旧開智学校校舎(開智2)の模型を制作した。現物の約30分の1の大きさで、今年1月から約8カ月かけて作業を進め、明治時代に建てられた擬洋風建築の壮麗な風情そのままに再現した。

 高さ約90センチ、横幅約1・2メートル、奥行き約50センチで、学校の図面の写しを参考に寸法を計算。ヒノキやサワラ、スギなどの木材を加工して作った柱や梁、瓦などを組み立てた。屋根の一部はあえて瓦を葺かず内部が見えるようにした。「それぞれ窓ごとに寸法が違う点や、建物の構造が合掌造りに似ているのが興味深かった」と振り返る。
 野村さんは過去に松本城天守など10点以上を制作している。当初は今年も中山地区の文化祭での展示を想定したが、例年より早い開催となって間に合わなかった。近く旧開智学校校舎職員に詳細を確認してもらう予定で、野村さんは「国宝化された時から造ってみたかった建物。今後の展示についても相談したい」と話している。