政治・経済

塩尻市塩尻町の連続丁字路 市が年度内に改良策の方針

 塩尻市塩尻町の国道153号塩尻町交差点と、東に15.2メートル離れた別の交差点の一帯で、通行の危険性が指摘されている問題で、市は本年度末にも、改良方法を固める方針だ。進行方向によっては、クランク状の走り方で通過することになる変則的な構造で、地元や市議会などから改善が必要だと指摘されている。

 二つの交差点はいずれも丁字路になっている。塩尻町交差点は国道の北にある火葬場(市斎場)に向かう市道・町区火葬場線が接続する。もう一つの交差点は南の塩尻東地区センターに向かう市道・町区上西条線とつながり、信号機がない。
 市は一帯の道路改良を模索している。市道2本と国道で十字路交差点とするのが理想だが、十分な用地取得が難しい状況にある。
 このため、町区上西条線を西に約7メートルずらし、両交差点の食い違い幅を8.2メートル程度に縮める案も描く。見通しが良くなる効果を見込むほか、町区上西条線の交差点に信号機を新設し、ルールを明確化して安全確保を図る考えだ。
 市によると一帯では過去5年間で、人身事故3件、物損事故19件が起きた。令和元年9月には町区火葬場線から右折しようとした車が、横断歩道を渡っていた高齢女性をはねる重傷交通事故があった。
 市が今年5月に現場で行った交通量調査では、朝の通勤時間帯の2時間で車両537台が通過、町区火葬場線の利用は373台あった。市道をクランク状に通る車も72台を数えた。建設課の武居寿明課長は「毎年数件の事故がある。早急に安全な交差点にして危険を解消しなければいけない」と話し、交差点の実現に向けて用地交渉などを引き続き進めるとしている。